体臭を消す方法

体臭には加齢、胃腸のトラブル、過度なダイエットなどの原因があります。体臭を消すにはその原因にあった対処が必要です。

皮脂の酸化を抑えることが大切

皮脂の酸化を抑えることが大切普段から自分の体臭が気になっている人は多いですが、その体臭の原因が何かを理解できている人は少ないかもしれません。体臭は様々なことが原因となるため、その原因をきちんと把握してはじめて有効な対策をすることができます。

まず、体臭の中でも男女を問わずに、酸化した皮脂による臭いが原因になりやすいです。頭皮や腕、足などの皮膚を中心に、全身にある皮脂腺から分泌された皮脂が酸化すると臭いが発生します。

誰でも皮脂腺からは常に皮脂が分泌されていて、皮脂そのものには臭いはないのですが、皮脂の酸化が促進される体質の人や食生活が偏っている人の場合、周りの人よりも体臭が強くなる傾向があるわけです。

皮脂は皮膚や髪の毛の潤いを保つ役割があり、私たちには欠かせない物質です。この皮脂が皮膚の表面にある常在細菌という細菌類によって分解され、そこで生じる脂肪酸が皮膚の表面を弱酸性に保っています。人の皮膚を弱酸性の状態にすることで、他の病原菌などを排除することが可能です。

そのため、皮脂の量が多すぎて、体の表面で酸化しやすくなって、臭いが発生したとしても、その全てを取り除くような方法は皮膚を傷つけてしまいます。皮脂が原因である体臭を消すには、例えば、入浴の際にきちんと体や頭を洗浄するなど、なるべく酸化した皮脂のみを除去することが有効です。

あまり神経質に「朝と夜の1日2回、お風呂で体を洗う」のように洗浄しすぎると、逆に体内では「皮脂が足りない」と判断して、余計に皮脂の分泌を促進してしまう要因になり得ます。この場合は短期的には清潔ですが、長期的には体臭が強くなってしまう可能性があるため、やはり、1日のうちで夜に体を温めて、汚れを浮きやすくしてから体をシッカリ洗うといった適度な入浴と洗浄がベターです。

また、酸化した皮脂を取り除くだけではなく、皮脂の酸化を抑えることも体臭の予防になります。皮脂の酸化は動物性のタンパク質や脂肪を摂ることで活発になるため、肉類中心の食生活を控えて、野菜を取り入れたバランスの良い食事が大切です。食品では緑黄色野菜や豆類などが代表的な食品で、これらを毎日の食事に加えることで体臭が弱くなる効果が期待できます。

さらに活性酸素の量を減らすために、きちんと睡眠時間を取って規則正しい生活習慣にしたり、過度なストレスを感じない環境にすること、喫煙や飲酒を控えることも体臭を抑えてくれます。

発生した汗が体臭の原因になる

体臭を消す方法は色々ありますが、最も手軽で誰にでもできる方法は「体を清潔に保つこと」です。毎日の入浴できちんと体全体、髪の毛や頭皮をきちんと洗って清潔にしておくだけで、体臭は一定の水準まで抑えることができます。

何らかの病気が原因の体臭でない限り、体臭の原因となるのは古い皮脂と汗であることが多いためです。古い皮脂は体を洗うことで落とせますし、皮膚にこびりついた汗もお風呂で流せます。ただし、その場で発生した汗の臭いを消すことは難しいです。

例えば、夏場になると汗をかく量も増えるために、体臭も強くなりがちです。特に臭いがキツいワキは男性女性ともに気になる箇所ですが、この臭いの原因はほとんどが汗です。

一般的に「ワキの臭い=ワキガ」と勘違いされやすいですが、必ずしもそうではありません。確かにワキの部分にはワキガの原因となるアポクリン腺が多く存在しています。汗腺にはアポクリン腺とエクリン汗腺の2種類があり、異常な臭いはアポクリン腺から分泌された液が原因です。そのため、ワキの臭いが強いと「ワキガかもしれない」と考えたくなります。

しかし、汗の99%はもう1つのエクリン汗腺から出ています。汗自体はほとんど臭いがしませんが、その汗が細菌によって分解されて酸化するときに臭いを発生させるため、ワキの臭いは通常の汗が原因である可能性が高かったります。どちらかと言うと、アポクリン腺の異常によるワキガという病気を疑う前に、まずはエクリン汗腺による日常的な汗に対応したいです。

ワキは汗腺の量が多く、それに伴って汗の分泌量が増えます。加えて、普段は露出していない箇所であり、湿度や温度が高く維持されるため、体の他の部分よりも細菌類が繁殖して、臭いが発生しやすいです。

先ほどの例であった夏場のワキ汗対策としては、まずはこまめに汗を拭いておくだけで臭いを軽減することができます。次に制汗剤を利用して汗を抑えることも有効ですが、使いすぎると正常な発汗を阻害する可能性もあるので、使いすぎには注意が必要です。同じようなことは体のどの部分にも言えることなので、気にし過ぎない程度に体を清潔な状態に保つだけで、体臭は抑えられます。

また、臭いの原因が皮脂の酸化や汗ですから、この酸化自体を抑えることも体臭予防には有効です。皮脂の酸化と同様に抗酸化作用のある緑黄色野菜や豆類などの食品を積極的に食べることや、体臭抑制効果のあるサプリメントを摂ることも有効です。

特に中高年以上の男性は加齢臭も気になります。この加齢臭の原因である「ノネナール」も酸化によって生成されるため、こちらもビタミンC、ビタミンE、セサミンなどのサプリメントを摂ることは加齢臭の防止になります。ただ、サプリメントだけを摂れば充分というわけではなく、あくまでも補助として普段の偏った食生活を見直すことが最も重要です。